8月22日(金)、スペーシア会議室にて例会を開催。出席者は7名。テーマは「蔦重ゆかりの地の探訪 〜江戸文化のルーツ」、講師はC. Yoshidaさん。
Yoshidaさんは、東京出張の機会を利用して、2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』ゆかりの地を訪問されたとのこと。訪問先は以下のとおり(訪問順ではない)、すべて東京都台東区内。江戸時代に「新吉原」と呼ばれた地域とその周辺である。
- べらぼう江戸たいとう大河ドラマ館
- 正法寺(蔦重の墓碑)
- 平賀源内墓
- 「桜なべ 中江」(昼食)
- 九郎助稲荷(吉原神社)
- 投込寺(浄閑寺)
- 見返り柳
- 江戸新吉原耕書堂
- 浮世絵カフェ 蔦重
- 九郎助稲荷跡
- 吉原神社
そして、『吉原はすごい 江戸文化を育んだ魅惑の遊郭』(堀口茉純著、PHP新書)も参考にしつつ、吉原のあれこれをレクチャーしていただいた。以下、項目のみ記す。
- 遊郭はたしなみであった。
- 男色は武士道であり仏教文化であった。
- 江戸時代の江戸の町は、男性が圧倒的に多かった。
- 遊郭にはランクがあった。・・・幕府公認の吉原遊郭、幕府黙認の四宿の遊里 (品川、千住、板橋、新宿)、非合法の河岸見世、岡場所、さらに夜鷹まで
- 遊女のランク、育成、お金
- 吉原のルール・・・引手茶屋から揚屋へ、花魁道中、初回・裏・馴染
- 裏方・・・姑楼主、若い衆、芸者
- 公界 (身分を越えた文化的社交サロン) としての吉原
- 花魁は女性の憧れだった ?
この記事を書いている2026年1月の時点では『べらぼう』は完結しているが、ドラマの前半は主に吉原が舞台であった。大河ドラマというと、戦国時代の武将や幕末の英雄を主人公とした作品がほとんどの中で、公共放送を標榜するNHKが、蔦屋重三郎という町人=文化人を主人公とし、しかも吉原遊郭を舞台とするドラマを放映したことは画期的。視聴率はともかく、2024年の紫式部がヒロインの『光る君へ』に続いての快挙だと思う。NHKを少し見直した。
2026.1.12 M. Hayashi
※写真は、多度大社に飼育されているサラブレッド。1/7撮影。今年は午年だ。
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