8月23日(金)の例会は、スペーシア会議室にて「桑名を知る」と題して「桑名ぶらりツアー」の予習を行った。出席者はリアル8名、リモート1名の9名。そして「桑名ぶらりツアー」は、9月8日(日)に実施。11名参加。以下、ツアーの内容を報告する。
9:30 桑名駅改札口集合。観光案内所に立ち寄り、八間通交差点を左折。永餅屋老舗を過ぎて法性山海蔵寺へ。この寺には、宝暦年間に行われた木曽三川の治水工事で犠牲になった薩摩義士の墓所がある。
八間通を横断して寺町通り商店街へ。この日は有名な朝市「三八市」が開かれていた。くわなまちの駅、木工の店などに立ち寄った。
一本道の商店街を抜けて左折し、旧東海道を東へ出ると京町交差点。横断歩道を渡り、桑名市博物館で桑名の連鶴などを見学。
続いて、博物館の斜め向かいの石取会館で石取祭に関する展示を見学。石取祭は、日本一やかましい祭として有名。
石取会館を出て旧東海道を東へ歩き、橋を渡って左折。お堀沿いに歴史を語る公園を歩き(ミニ東海道)、青銅の鳥居をくぐって桑名宗社(春日神社)へ。
旧東海道に戻って北へ歩き、交差点を渡って右折。柿安料亭本店の前を東へ歩き、初代桑名藩主・本多忠勝銅像を過ぎると、最近リニューアルした柿安吉之丸本店が聳え立っているので、少し寄って買い物。揖斐川沿いを北西に歩くと蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)が見えてきた。広重の浮世絵に描かれた桑名城の櫓を再現した建物で、2 階は展示施設になっている。さらに川沿いに歩くと七里の渡し跡。
七里の渡しのあたりは、江戸時代に賑わった花街だ。鳥居を西へ行くと料亭旅館・船津屋の塀に泉鏡花の小説「歌行燈」を久保田万太郎が戯曲化した際に詠んだ歌行燈の句碑がある。さらに西へ歩き、諸戸氏庭園(初代諸戸清六の居宅。春と秋に一般公開)の裏を過ぎると六華苑の入口。奥に回ってレストラン Rocca に入店 。ブライダルパーティも開かれるお洒落なレストランでおいしいランチを賞味。
ランチの後、六華苑を見学。伝統的な和風建築と瀟洒な洋館がドッキングした珍しい様式の建物は、”山林王”二代諸戸清六の居宅として建てられた。洋館の設計はジョサイア・コンドル。日本庭園もすばらしく、池に映る洋館は映える。ここは桑名随一の見どころだと思う。見学後、住吉入江の水辺を散策して桑名駅に帰還。暑い中でのぶらりツアー、よく歩きました。皆さんお疲れ様でした。
以上、遅ればせながら報告でした。
2024.12.18 M. Hayashi