4月21日(金)、スペーシア会議室にて例会を開催した。出席者はリアル8名、リモート2名の計10名。
年度始めなので、恒例により2023年度の総会とした。2022年度の事業報告、決算報告の後、新年度の役員選出、事業計画、予算と一連の議事を進めていったが、いつもながらこの場ではほとんど何も決まらない。実を言えば例会のテーマくらいは決めたかったのだが、そうは問屋が卸さない。それでも、あれやこれや意見交換や雑談をしているうちに、ぼんやりと今年のテーマが浮かんできた。
◎「歩く・考える・話す (歩行 / 思考 / 会話)」
を例会のテーマにしようと思う。
歩くことと考えることは関連が深い。歩くことで五感が刺激され、脳が活性化する。例えば一人で山道を歩くときは、転ばないように、変なものを踏んづけないように気をつけながら、目に入ってくる花や木、虫や鳥、岩、道標、遠くの景色などに注意する。川のせせらぎ、鳥や蛙の声に混じってよくわからない音も聞こえてくる。そんなときは、過去の体験や記憶をフル動員し、新しく遭遇した外界からの刺激を解釈し、意味づけし、それにどのように対処すれば良いかをその都度判断して行動しているのだと思う。そして、それらを通じて新たな気づき、驚き、発見があったり、昔の記憶がにわかに蘇ったり、忘れていた大切なことを思い出したりする。
また、認知症の予防には、人と話をしながら歩くと良いと聞いた。普段、家族や親しい友人と話をするとき、いちいち何を話そうかなどと考えていない。即興で行き当たりばったりで会話をしている。しかも気の利いたことを話そう、笑わせてやろうとあれこれ考えている。こんな時、頭の中はフル回転しているはずだ。頭脳を停滞させないためには人と話すことが手っ取り早い。
合宿の行き先については、佐久島、津山の2つの案が出た。去年も出たような気がするが、まだ実現していないので今年こそどちらかに行きたいと思っている。
2023.5.13 M. Hayashi
※写真は5月の入道ヶ岳にて。