2月17日(金)、「在宅オフィスの居心地について考える」をテーマに例会を開催した。出席者はリアル8名。
まず、私から在宅勤務の課題と解決策、テレワークの動向、サテライトオフィスやコワーキングスペースの動向などのリサーチ結果を報告。
コロナ禍の3年間でテレワークは定着し、サテライトオフィスやコワーキングスペースは大都市を中心に増えた。コロナ終息後がまだ見えていないが、テレワーク人口は、大企業のIT・開発・企画・クリエイティブ職などを中心に一定の水準を保つという予想。
そうした中で、リゾート地などでのワーケーションを志向する人々が増え、それに合わせた施設の整備が進みつつある。また、田舎の古民家をサテライトオフィスに活用する動きもある。そんな中で、「農園付きサテライトオフィス / コワーキングスペース」というアイデアを思いついた。
コンセプトはこんな感じ。
• レンタルオフィスと貸し農園が合体した共同施設で、建屋とその周囲の農園から構成
• 主に大手企業・官公庁の勤労者、個人事業主向け
〜大企業の社員、銀行員、IT技術者、フリーランサー、女性起業家など
• 企業単位の契約、個人ユーザーの利用の両者を想定
建屋は、既存の農家の古民家などが良さそうだ。近くに畑があれば、朝や昼休み、帰り際などに畑しごとができる。異業種の利用者がいっしょに畑仕事をすれば、色々と教え合うことができるし、自然に役割分担もできるようになっていくのではないか。収穫した野菜で料理を作ってランチ会やパーティを開催したりすれば、気晴らしになるし、ビジネス交流にもなる。そんな中から新しい農ビジネスが生まれるかもしれない。
近年、少しずつ兼業が認められるようになってきたので、こうした農園付きサテライトオフィスが普及すれば、本業をしながら農業の経験を積み、兼業農家になっていくサラリーマンが出てくるかもしれない。これは、農家がサラリーマン化していくこれまでの流れとは逆だ。面白いではないか・・・。
・・・プレゼンの後、自由に意見交換。
いつものように和気藹々とした雰囲気の中で、裁量労働制、副業、教育問題などに話は広がり、時折きらりと光るコメントが飛び出したり、ずっこけてしまう話が混じったり、あっという間に予定の時間になり終了。
2023.3.25 M. Hayashi
※写真は、長浜の商店街に展示してあった雛人形。時代が付いていて素敵だ。