岡崎宿二十七曲りとジャズの街探訪

2022年5月7日(土)、「岡崎宿二十七曲りとジャズの街探訪」と銘打って、3年ぶりの「ぶらりツアー」を挙行した。参加者は6名。もちろん全員リアル参加である。

朝10:00、名鉄東岡崎駅構内の「岡崎市観光案内所」に集合。東岡崎駅の再開発ゾーンをぶらぶら歩いていたら、突如、馬に乗った家康公が現れた。なかなかの迫力である。

厭離穢土 欣求浄土と書かれています。

乙川沿いをしばし歩き、橋を渡り、二十七曲りの起点である冠木門に到着。御影石の立派な石板にこれから歩くルートの地図が描かれている。

シュールな写真になってしまった。

ルートには、「い」「ろ」「は」「に」「ほ」「へ」「と」・・・・と順に道標が設置されており、迷わないように配慮されている。

伝馬町の常夜灯

「あわ雪」で有名な備前屋を過ぎ、当時の面影を今に残す伝馬歴史プロムナードを歩くと、呉服屋、肉屋など古い商家が立ち並ぶ。途中、朝鮮通信使の石像を見つけて嬉しくなった。江戸時代に12回来訪した朝鮮通信使の一行は、徳川家ゆかりの岡崎で必ず滞在し、藩の歓待を受けた。

“あわゆき〜、備前屋のあわゆき〜♪”
呉服屋のおかみさん。
永田屋本店。コロッケやハムカツが有名。食べ歩きすればよかった。
朝鮮通信使の像。この辺りに「御馳走屋敷」があった。

昼時になったので、プロムナード沿いの洒落た古民家喫茶に入った。「茶楽音」と書いて「チャラネ」と読む。店内にはジャズが流れており、緑を基調とした配色が落ち着いた雰囲気を醸し出している。

ランチを終え、ツアー再開。一本南の道に入り少し歩くと、住宅街に煉瓦造りの立派な建物が出現。岡崎信用金庫資料館である。元は大正6(1917)年に建てられた岡崎銀行本店で、1Fは企画展、2Fは常設展の貨幣資料館になっている。

続いて、篭田公園の一角に立つ籠田総門角常夜灯。寛政10(1798)年に篭田総門付近に建立されたものが紆余曲折を経て再び篭田の地に戻ってきたとのこと。

さて、「い」「ろ」「は」と続く道標も「る」を過ぎ、ようやく岡崎市図書館(Libra)に到着。お目当ての内田修ジャズコレクションを見学した。

内田病院の中にあったスタジオを再現。
内田氏が発掘し世に出したジャズ・ミュージシャンたち。なぜか女性ばかり。

当初はここで解散の予定だったが、岡崎信用金庫資料館でいただいたスタンプラリーの用紙にあと2つスタンプがあれば景品がもらえるとのことで、八丁味噌の2軒の老舗をハシゴすることにした。まずはカクキュー。八丁味噌ソフトクリームを堪能した。

続いて、まるや八丁味噌。こちらでは工場見学をさせてもらった。

石積み。樽の中の味噌の重量は3tとか。
味噌樽と石を天日で乾かす。

見学を終え、16時過ぎに名鉄岡崎公園駅にて解散。お疲れ様でした。

2022.5.28 M. Hayashi

3年前