2月18日(金)、2月例会をスペーシア会議室にて開催しました。出席者はリアル3名、リモート5名。
この日のテーマは「音楽と料理」。以下、案内メールに書いた文章を少し修正して引用します。
「今回は音楽と料理を取り上げたいと思います。どちらも私は大好きですが、いろんな面で似ているような気がしています。 ・・・国境、民族、宗教、イデオロギーなどの壁を越えて広がっていき、 伝播・拡散していく過程でもともと存在した音楽や料理と出会うことにより、 適応、変化、融合、洗練、俗化、標準化などが起こっていくのではないか。例として、「バイオリン/フィドル音楽」と「中国料理」を取り上げます。
前者については、仕事の関係で、たまたまバイオリンやフィドルが活躍する音楽の歴史を勉強することになったのですが、今では同じモノを意味するバイオリンとフィドルという言葉の歴史的変遷、楽器や演奏法の変遷など、目から鱗で面白いのなんのって。この分野、あまり文献がない中で、『フィドルの本』(茂木健著、音楽之友社)は非常に参考になりました。
一方、中国料理については、たまたま毎日新聞の書評で気になった 『中国料理の世界史 ー美食のナショナリズムをこえてー』(岩間一弘著、慶應義塾大学出版会)を読んだところ、 これまた目から鱗で、料理を通して近現代史を見ていく面白さに目覚めた次第。 (「チャプスイ」という料理をご存知ですか?)」
・・・というわけで、この日は、中国料理についてプレゼン資料を使って説明し、意見交換を行いました。
2022.3.28 M. Hayashi
※写真は、「大府盆梅展2022」会場にて2月8日撮影。
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