歴史民俗研究部会 #2

歳も押し迫った2021年12月28日(月)、スペーシア会議室にて「歴史民俗研究の集い」第2回を開催。出席者は、指南役のA. Watanabeさんほかリアル7名、リモート1名の計8名。

この日は特にテーマを決めず、思いつくまま自由に討論した。Watanabeさんには、素人ならではの突飛な質問にも丁寧にコメントをもらえるので大変助かる。その後、T. Koizumiさんに前回に続いて古い資料を見せていただいた。ひとつ、フリートークの中で面白いトピックが出たので紹介します。

古文書を読む際には、素人はもちろんプロの方でもくずし字の解読に苦労すると思うが、AIにより古文書のくずし字を解読するプロジェクトが進んでいるとのこと。調べてみたら、2021年8月にスマホ用のアプリが公開されていることを知った。その名は「みを (miwo)」。開発したのはなんと、源氏物語を愛するタイ出身のカラーヌワット・タリンさんという若い女性なのだ。すごいですね。

早速、私もインストールして、試しに書棚にあった浮世絵の画集から、十返舎一九の浮世絵に書かれたくずし字を読んでみた。

画集に注記されている原文は、「道中ひさ(ざ)くり毛 四日市 神風や いせとみやこへ ふたすし(じ)に 霞ひくなり 追分の道」ですが、これをmiwoが読み解いた結果は、「スまひさくり毛 四日市 神ら風や いせとみやこへ かたすしに 露ひくなり 追らのき」となった。「道中」を「スま」、「ふ」を「か」、「霞」を「露」、「分」を「ら」、「道」を「き」と読んだり、「神」の下にある点とハネで「ら」と読んだりしているが、まあそれなりに正しく読んでくれた。左の看板は注記にはないが、「まんちう かきや」(まんじゅう鍵屋?)と読むのだろうか。だとすれば、miwoは正しく読んでくれた。

私などは原文を見てもほとんど判読できないのに、miwoはすごい。写真を撮り直して再度やってみると、その都度、違う風に読んでくれるので、比較対照することも可能。これは使えますね!

以上、話が外れてしまいましたが、報告でした。

2022.2.2 M. Hayashi

10か月前