例会の記録 2020年7月 -コミュニケーションデザイン-

7月17日(金)、スペーシア会議室にて例会を開催。今回は、リアルとZOOMを使ったウェブを組み合わせての開催となりました。出席者は、リアル7名、ZOOM参加4名の計11名。

コミュニケーションデザイン

この日のお題は「コミュニケーションデザイン」。コミュニケーションとは、「考えや想い」を伝えようとすること(表現方法と手段)で、相手(対象者)に伝える、伝わることが前提となる。

恋した時のことを例えに、「自分のことを見つめ(特徴づけ)」「相手のことを理解(ターゲット)」し「魅力的なアプローチ(表現方法)」を「確実に届ける(媒体)」ことが大切で、これらによって結果が表れる。

正確に伝えるためのデザインの要素は、「言葉・色・カタチ・質感」。「自分」を特徴的でイメージしやすい言葉にまとめ、それを暖色・寒色、丸・三角・四角、硬い・柔らかいなど「色・カタチ・質感」に具体的に形づけていく。コンセプトによって要素は決定づけられるものであり、行き当たりばったりの表現では、誤解を招く恐れがある。

さまざまな企業活動を伝え、企業や商品を認識させる重要なデザイン。ロゴマーク・製品デザイン・店舗デザイン・広告デザイン。大きくはコーポレートアイデンティティといった、企業文化を構築し特性や独自性を統一されたイメージやデザイン、わかりやすいメッセージで発信し社会とコミュニケーションを取っている。

そんなアイデンティティづくりに関わるデザイン専門家たちは、ヒアリングや調査を行い、具体的なイメージを掴み、色・カタチなどに変換し、数々のデザイン提案を行っている。
コミュニケーションおけるデザインの関わりは大きい。

プレゼンター:M1_Project デザインプロデューサー 杉野 実

※写真は、金沢城へ行った時に撮った石垣の写真です。
石垣の石には刻印があり、工事の受け持ちを明確にするため、藩や家柄を示す記号として刻印が用いられたとか、担当した石工集団の認識のため付けられたという説も。

2020.8.1 M.Sugino

5年前