11月例会は、11月20日(水)、スペーシア会議室にて開催しました。13名出席。まずは11/2~3に実施した合宿の報告。続いて、複雑研アート展について、出品のエントリー状況などを報告。
この日のメインは、国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 認知症先進医療開発センター 分子基盤研究部の里 直行先生による講演。
テーマは「認知症 暮らしの中でできること —コグニマップとマイエブリサイズ」。お話の項目のみ記しておきます。
- 認知症とはどういう病気か?
- 認知症と糖尿病との関係 → 悪循環の関係
- アルツハイマー型認知症の予防 → 運動の有効性
- 日常生活に運動を取り入れる方法 → マイエブリサイズの紹介
- マイエブリサイズ演習
- 忘れていいのだ! → コグニマップの紹介
- コグニアップ演習
- 「認知症×フレイルウォーク!」とYahoo募金
- まとめ
大変わかりやすいお話だったことに加え、話の途中途中の質疑応答にも丁寧に応えていただき、まずは感謝。
マイエブリサイズは、自分が毎日欠かさず繰り返している動作の前後に、軽い運動をしようというもので、演習では、出席者が各自、何か日常生活の動作(例えば「歯をみがく」「ヒゲを剃る」)を想定し、そこで取り組む運動(例えば「スクワット」「腹筋」)をイメージして、実際に体を動かしてみた。
コグニマップは、白紙の中央に自分の名前と日付を書いて、そこから四方に線を引き、線に沿ってその日やるべきことを書いていく。仕事も日常生活もいっしょくたでOK。また、困難なタスク、いつもやっていること、なんでもOK。実際にやったら赤ペンで消していきます。例えば「朝ごはんを食べる」など日々していることも書いておくと、赤で消せるところが増えるので気分がいいとのこと。これも演習をやらせていただいた。確かに、なんでも書いておけば記憶を確かめる効果がありそうだし、書いてあれば忘れても構わない。これは役に立ちそうだ。さっそくやってみよう!
2019.12.20 M. Hayashi
カテゴリー: 例会