複雑研合宿2019 〜森と人とのつながり、その持続可能性を探る〜

複雑研の今年の合宿は、「森と人とのつながり、その持続可能性を探る」と題して、2019 年11月2日(土)~3 日(文化の日)に実施しました。参加者は、2日間通しての参加者が10名、後述の「森イキ!」のみの部分参加が1名。

初日は、10:15に愛知県北設楽郡設楽町神田(これで「かだ」と読む。)の「神田ふれあいセンター」に集合。この施設は、廃校になった小学校を活用した豊橋市の青少年教育施設です。

校門に小学校の看板が残っていました。

今回の合宿のメインメニューは、なごや環境大学が主催する「森イキ! デザイニングプロジェクト」への参加です。連続ものの企画で、この日のプログラムは「STEP3 実感から自分たちのやりたいことを考えよう」。この日の参加者は私たちを含めて20名くらいでした。

オリエンテーションの後、午前中は基本プログラムの「小道づくり(2)」を体験。みんなで森(杉、桧の人工林)に入っていって、のこぎりで間伐をしたり、枝などを集めたりした後、午後のジオラマづくりに向けて、苔や石、葉っぱ、きのこ、小枝などそれぞれ気に入った素材を集めました。

私が集めた素材。センスが光ります。
嬉しそうなT. Yokoiさん

お昼ご飯は、旧小学校の運動場で地元のお母さん方が作った五平餅と豚汁をご馳走になりました。心のこもったおもてなし、ありがとうございました。

午後はいよいよ「アイデア出し箱庭ジオラマ」づくり。森で集めた素材を使って、それぞれ思い思いのジオラマを作りました。完成したジオラマを廊下の窓際に並べて、みんなで鑑賞。森で集めたなんてことない素材を使って、個性的で面白いジオラマができてしまうことにちょっと感動しました。

旧小学校の教室を利用
T. Mizunoさんの個性的すぎる作品
K. Nakamoriさんの作品は、ストーリーがありそうです。
旧小学校の廊下の窓際に並んだジオラマ

プログラム終了後、JR飯田線の湯谷温泉駅に近い「旅荘みつい」に投宿。温泉と宴会。地元の銘酒「蓬莱泉」をたくさん飲みましたね。

翌日は、おいしい朝食を食べた後、クルマで移動。鳳来寺山パークウェイ駐車場に駐車し、鳳来山東照宮と鳳来寺を参拝。駐車場に隣接する「田舎茶屋まつや」でそば/うどんの昼食。これが非常に美味しかった。

温泉旅館での朝食風景
東照宮
鳳来寺
石段を少し降りたところで見つけた石像

昼食後は、この日たまたま開催されていた「東栄フェスティバル」を見学するため、東栄町の「東栄ドーム」まで足を伸ばした。11月から各地で夜を徹して催される民俗行事「花祭」の雰囲気に手軽に触れられる貴重な機会なので、ドームはものすごい人でごった返していました。いくつか出し物を見ましたが、特に三人(三匹?)の赤鬼による優雅な舞と、バックで奏される笛と太鼓がすばらしかった。このイベントは言ってみればダイジェスト版の顔見世興行。ぜひ機会をみつけて、本物の「花祭」を見に行きたいと思いました。

東栄ドームは屋根だけの体育館みたいな建物
観客席を入り回って、味噌を塗りたくるおかめとひょっとこ?
まさかりを持った赤鬼さん

以上

2019.11.24 M. Hayashi

※アイキャッチ画像は、神田に向かう途中に寄った「四谷千枚田」の風景。

5年前