例会の記録 2019年8-9月 木の山あすなろ農園、新しい農業

複雑研では、毎月1回、例会を開催しています。ちょっと間が空きましたが、8月と9月の例会の記録をまとめて書いておきます。

8月の例会は、8月23日(金)、都市研究所スペーシア会議室にて開催。11名出席。合宿、アート展、ぶらりツアーについて検討した後、農業体験農園「木の山あすなろ農園」での1年間の農業体験を振り返ってみました。

あすなろ農園には、複雑研から10名程度のメンバーが参加。参加の度合いに濃淡はあれど、参加したみなさんの感想を総括すればおおむね満足。毎週日曜日の講習会では、農園主の丁寧な指導の下で、多種多様な野菜の栽培を体験できるのは、都会の住人にとっては大変貴重。ただ、ダイコンやキュウリなど、いちどきに大量に収穫できてしまって扱いに困ることが多かった。このあたり、もっとチームワークでカバーできると良かった。

木の山あすなろ農園での農業体験、複雑研が全面的に費用を負担して参加する形態はこれで終了とし、次期シーズンは有志が中心になって参加し、研究会が費用負担を一部補助する形とした。かくして、H. Kuwabaraさんをリーダーとする新しいチームが立ち上がり、活動を開始しています。

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9月の例会は、9月17日(火)、ナディアパークのデザインラボ共同会議室にて開催。12名出席。「複雑研アート展2020」については、日程と会場が決定したので、おおまかなスケジュールや作品募集について説明した後、ゲスト講師のK. Morimotoさんにプレゼンテーションしていただきました。

ここでは、お話の骨格のみ記しておきます。

  • K. Morimotoさんのプロフィール
  • 廃棄物の有効活用や水質浄化などの環境事業
  • 微生物の活用により家畜へのストレスを極力軽減した畜産事業
  • チームで機械と労働力をシェアすることで女性、高齢者、障害者でもできる範囲で働ける新しい農業
  • 今後の事業展開とそのロードマップ

感想。微生物の活用、チーム制によるシェアリング、南北軸の生産者ネットワークによる大手に負けない流通など、非常に興味深く、チャレンジングな取り組みであると感じました。複雑研として、また個人として、ぜひ応援したいと感じました。

2019.9.28

M. Hayashi

写真は、南八ヶ岳で撮影した雲海に浮かぶ富士山。

5年前