6月21日(金)、スペーシア会議室にて例会を開催しました。11名出席。
初めて参加してくれたSさんのために、皆さん簡単に自己紹介などしているうちに全員到着。アート展、合宿などについて検討した後、この日のお題に入りました。「持続可能性に向けた取組事例について」。国際/国家レベルでの持続可能性に向けた事例を勉強し、その中で共通する考え方や目指す方向性を考えようという趣旨。
まず、気候変動抑制に関する多国間協定「パリ協定」と2030年の「エネルギーミックス」、さらに「地域包括ケアシステム」について説明し、ディスカッション。
「パリ協定」は、人間の文明や生息環境の持続可能性を保っていくために多国間で協力し合って取り組もうという趣旨だと思います。「エネルギーミックス」は、エネルギーの自給率を高め、効率も高めてコストを下げ、CO2も抑制していくという3つを同時に実現させていく難しい課題に取り組もうという趣旨。「地域包括ケアシステム」は、高齢者人口が増え、労働力人口が減っていく中で、日本の社会保障、国民皆保険制度の持続可能性を担保するための方策だと思います。どれも一筋縄ではいかない難しい課題です。
続いて、米国で活動するSustainable America のホームページがあることだけ紹介した後、私の家で実践中の「持続可能な実験菜園」について簡単に説明しました。これは、野菜などが雑草のように育つこと、追肥などせず放置しておいても土の肥沃さが衰えないことを目標に、5/26から始めたものです。いずれ詳細に報告します。
実験菜園の話の中で、草取りの是非が話題になりました。遠隔地であまり世話ができない畑で、区画の半分はしっかり草取りをし、あとの半分は世話する時間がなくて放置しておいた。しばらくして見に行ったら、草取りした方では青々とした草が生え、草取りしなかった方はいい具合に枯れていた、というM. Katoさんの話は大受けでした。・・・子育てにも通じるような気がしますね。
2019.6.29. M. Hayashi