山楽路プロジェクト

9. 活動記録(2007〜2009)

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《注》

1. 逆の時系列順に掲載しています。

2. 作業エリアはsanrakuro-map を参照してください。

3. 「下弦の月」の頃が気になるので、2008年より2009年の途中まで旧暦を表示しました。月齢は国立天文台ホームページの暦要項を参照のこと。下弦の月の頃は、旧暦15日の満月から翌月朔日までの間。



3年目の冬、山仕事はお休み。

2010年春のイベント開催に向けて、楽しい企画を検討中。


2009年12月5日(土)  臨時総会&忘年会

 18時より、名古屋市内の「FarmersTable 和家 ami」にて臨時総会及び忘年会を挙行。

 出席者は、K1加藤(正)(共同代表)、K2加藤(晴)(共同代表)、吉田(事務局長)、浅田、黒須、杉江、香西、鈴木桃、舘内、林、古川の11名。

 

2009年11月29日(日) 共同作業&おまけ行事

 K2加藤(晴)、吉田、古川、それに鈴木桃と友人Mが参加。おまけ行事として、吉田の会社の女性社員2名が体験参加。皮むき、チェンソーでの玉切りなど体験。女性でも間伐作業はやれることが判明。

Tさんのメールより。
「先日の間伐体験ではセッティングから送り迎えまで、大変お世話になりありがとうございました。お陰さまで日本の森林事情や間伐をするためのいろはについ て、色々知ることができました。間伐前後の森を実際に見たことで、どのくらい間引きするのがよいかとか、どのくらい日が射していたとか、チェンソーで木を 切る感覚や皮のはぎ方など、本などで勉強するだけでは分からない貴重な体験ができ、とてもためになりました。」

Hさんのメールより。
「昨日は間伐作業から行き帰りの送迎まで、大変お世話になり、ありがとうございました。山に行く機会は、山登りか植林ツアー程度しかありませんので、険し い道を登ったり、チェンソーを扱うなどの珍しい経験が出来て、とても楽しかったです。(しかしやはり筋肉痛になりました・・・)山のことをもっと知るため に、また機会があれば間伐のボランティアに参加してみたいと思っております。山楽路の皆様にもよろしくお伝えください。今回は、本当にありがとうございま した。」

 

2009年11月7日(土)、8日(日) ブラザー工業CSR社内行事

 7日は、ブラザー工業(株)のCSR社内行事に協力し、15 名の社員にお越しいただいた。受け入れ側はK1加藤(正)、K2加藤(晴)、吉田、鈴木桃、林、古川が担当。また、山林オーナーS氏にはホスト役を努めていただいた。以下、吉田氏からのお礼メールより引用。

「みなさん、昨日はお疲れさまでした。天候にも恵まれ、ブラザーから15名、山楽路6名、Sさんの22名が参加して、楽しく、にぎやかに、成功裏に終えることができたと思います。Sさんも大変満足していただいたようでした。

 伐採デモンストレーション、皮むき、コースターつくりもみなさん楽しんでいただけたようですし、なんと言ってもシシ鍋、鹿肉料理が場をもりあげました。焼印をひとりひとり押してあげたのも、とても受けました。予想以上の効果だったと思います。

 K2加藤さんには、ヌカタフェログの利用はもちろん、鈴木さんへのご連絡、猟友会の横山さんへシシ肉のお願いや、シカ肉料理など、ありがとうございました。それと、焼印のアイデアはすばらしかったですね。

 林さん、25人分ものシシ鍋を調理いただきご苦労さまでした。さすが名シェフですね。それからごぼうを忘れてすみませんでした。

 K1加藤さん、伐採デモンストレーションでのご説明ありがとうございました。みなさんへ解説プリントを配布していただき、わかりやすい解説だったと思います。ありがとうございました。コースター磨きのサンダーも威力を発揮していましたね。

 古川さん、急遽ご参加の連絡をいただきましたが、皮むきやコースターつくりのフォローありがとうございました。

 鈴木君もみなさんへのフォローや、アドバイスありがとうございました。我々みたいなおじさんばかりでない活動だよ、ということをみなさんに知っていただくことも意味あることと思っています。」

 7日の夜は、宿泊者により来年のモリコロ基金行事のアイデア出しミーティング。8日は、天気が悪く作業は中止。
 なお、今回使用した猪肉と鹿肉は、地元の猟師さんより提供していただいたもの。また、野菜は地元の食料品店「稲葉屋」で購入。

 

2009年11月1日(日) 共同作業

 K2加藤(晴)、吉田、香西、舘内が参加。次週のブラザー社内行事の準備。倒木の整理。丸太乾燥用台を簡易に製作。地面に散乱していた木材を乾燥台へ整頓。

 

2009年10月18日(日) 共同作業

 K1加藤(正)、K2加藤(晴)、吉田が参加。17日夕刻から宿泊し、翌18日は朝から台風で倒れた木の整理など。以下、吉田氏のメールより抜粋。

「台風の置き土産の谷底付近の倒木の処理をしました。斜面の途中で 根っこから大木が倒されているのを見ると、台風のエネルギーの巨大さを実感しました。がけの途中でその木が落下する恐れもあるので、切断し谷底の道に落と したり、道に倒れてふさいでいる木とどかしたり・・・。一番の大仕事は、風で倒されそのまま掛木になっているものを、倒すことでした。途中チェンソーが2 台ともトラブルになってしまい、てこずりましたが、危険な倒木はとりあえず片付いたと思います。」

 

■2009年9月13日(日) 「複雑研合宿2009」オプショナルツアー

 複雑系応用ビジネス研究会の面々が「複雑研合宿2009」のオプションツアーとして山楽路プロジェクトの現場を見学。受け入れ側は、K2加藤(晴)、吉田、林の3名。見学者は6名。

 クルマに分乗して谷底入り口の空き地の駐車スペースに11時頃到着。途中、現場手前の林道で、猟銃で撃たれたばかりの鹿を目撃。K2加藤(晴)、林及びY夫妻はスーパーで買い出しの後、ヌカタフェ研究所まで直行。

 その他の参加者は、空き地から谷底に入り、吉田より間伐手遅れ林、 林業が抱える問題、山楽路プロジェクトのねらいや作業内容などレクチャーを受けつつ、散策路を登ってヌカタフェ研究所まで。今回の参加者は、設計会社社 長、企画会社社長、デザインプロデューサー、精神科医、たき火デザイナー(?)など多彩。間伐材の利用法について様々なアイデアが浮かんだ模様。

 昼食はヌカタフェ研究所前の広場でバーベキュー。山林オーナーS氏も加わり充実した時を過ごした後、15時頃解散。

 

■2009年8月22日(土)、23日(日) 日近の里太鼓フェスティバル&共同作業

 K2加藤(晴)、吉田、浅田、鈴木桃、舘内、林、古川が参加。22日は、谷底の倒木の整理。作業後、温水行水で汗を流す。夕刻、「かおれ渓谷」特設ステージで催された第15回「日近の里太鼓フェスティバル」に繰り出す。以下、吉田氏のメールより引用。


「22日の夕刻、山楽路の地元、旧額田町の桜形町のかおれ渓谷特設ステージで開かれた第15回日近の里太鼓フェスティバルに 行ってきました。地元の子供、若者からシニアまで多くの太鼓衆のステージが繰り広げられました。実は私は今年初めて観させてもらいましたが、正直感心いた しました。失礼かもしれませんが、あのような小さな地方山村であれだけの太鼓衆がいることがすごいことだと思います。2時間ちかくのほとんど太鼓のみのス テージですが、大太鼓、小太鼓、さまざまな演奏に聞き入って、あっというま間に最後まで終わった感じでした。今年で15周年とのことですが、それだけ続く だけのことはあるなと感じました。額田の人たちは熱い人たちです。」

 23日は、谷底の倒木の整理。丸太で「馬」を6脚(3組)作った。

 

■2009年7月25日(土)、26日(日) 千万町茅葺屋敷ジャズコンサート&共同作業

 K2加藤(晴)、浅田、香西のほか、若手の鈴木桃と鈴木の友人Mが参加。25日夕刻は、千万町茅葺屋敷で開催されたJAZZコンサートに参加。26日は、間伐材の整理など。以下、浅田氏から配信されたメールより抜粋。

「K2加藤さん、JAZZの夕べ、お食事の用意など本当にお世話になりました。生涯忘れない思い出となりました。

1. JAZZコンサートがファンタスティックであったこと。多くの参加者が集まってレベルの高い演奏で楽しめたこと。かやぶき屋敷でいろりを囲んで五平もちや こんにゃく煮つけ、そしてビールを飲んで聞くなんて。パリのムーランルージュでフレンチ料理を食べながらフレンチカンカンに見とれていた気分と同じでし た。


2. K2加藤さんと香西さんと夜遅くまでじっくりと話が聞けたこと。今まで、あまり聞けなかったこと、あいまいだった山楽路やヌカタフェのことが学べました。

3. 次の日曜日、半日とわずかですが山楽路の谷で倒された間伐材の枝をはらい、道を通りやすく補修できたこと。それなりに汗がかけたこと。

4. 山のオーナーSさんの自宅へ訪問できたこと、

5. それなりに携帯カメラですが写真を採れたこと。

6. 香西さんの山楽路に対する熱き想いと合理的、安全な山での作業方法の注意などをしっかりと聞けたこと。

7. 鈴木桃さんのおかあさんが作ってくれた夏野菜の締めものやニシ、かにがおいしかったこと。

 おもいつくままに書いてみると結構いろいろあったね。」

 

■2009年7月19日(日) K1単独作業

 K1加藤(正)、単独で山楽路エリアにて作業。以下、K1氏より配信されたメールより抜粋。

「Sさん(山林オーナー)の間伐は、我々の作業領域ではほぼ、終了し たように見えます。本当にきれいになりました。明るいです。われわれのHPにある「間伐手遅れ林」という表現を修正しないといけなくなりました。後少し、 山わさび山側だけが残されているようで、伐採の際に何らかの手当てをしないと、山わさび畑を直撃しそうです。そういう配慮で残していただいたものと思いま す。
今はわれわれの作業エリアだけが間伐手遅れ、という状態で、申し訳なく1本だけ伐採してきました。今後の作業として、谷底で鈴木さんが切り捨てたものを整理するという膨大な仕事が残っています。前回の共同作業時以上の間伐木がころがっています。」

「私も、谷底集材所から材をあげるために一部通路を整理しましたが、 その際”だるま落とし”した木の一部が突き刺さって倒れずに木に寄りかかって立っているのを発見しました。高さ3mほどもあり、うっかり気付かずに近くで 作業すると危険です。とりあえず気づいた2本は倒してきましたが、他にもあるかもしれません。作業に入る方は気を付けてください。間伐木の枝打ち中に、倒 木の枝で蝉が羽化しているのを見つけ、作業を中止してきました。倒木や枝が地表を厚く覆っているのに、あんなところによじ登って羽化するなんて、いじらし いじゃありませんか。」

 

■2009年6月28日(日)〈旧暦 閏5月6日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、福岡、林、香西、吉田

《第3回活動日 2日目》
 朝もやだが、夜の雨はやんだ。梅雨の最中だが、今回は天気の女神の微笑みに恵まれたか。

 午前中、谷底に放置されていた、オーナーのSさんが先ごろ間伐し放 置されていた木材を枝払いし、4m程度の長さに玉切りし、乾燥のため谷の急斜面に立てかけた。水を含んだ生木は幹の径が20cm程度の間伐材とはいえとて も重い。4mにもなると3人がかりでの運搬となる。その作業中、ヒヤリハットの事態発生。倒れた材にロープをかけて勢いをつけて引っ張った瞬間、ロープが 突然解け、勢いでかなり激しく後ろに倒れた。倒れたところには小枝が重なっていたため、それがクッションとなって大事には至らなかったが、もし、小枝でな く太い木材か石があったら怪我に至っていたことは十分ありうる。危険は思いもよらないところに発現することを実体験した。安全に対する配慮はやってもしす ぎるものではない。安全に対する皆の意識は十分過ぎるほどあるが、事故を未然に防止するためのアクションも具体的にはじめなければならないだろう。

 昼前、昨夜帰宅した福岡が知人のHさんと共に到着、Hさんは山の動 植物にとても造詣の深い人で、今回、山葵の栽培についてアドバイスをもらった。やはり、猪や鹿の害への対策は必要とのこと。柵や鳴子の設置など具体的なア ドバイスをいただいた。また土が肥沃なため、山砂を入れた方が良い。とのアドバイスもいただいた。後日、苗を提供していただいた北海道N町のUさんに、生 育状況の写真を送ったところ、「道産子の生育に家族一同で見入った」とのご返事をいただいた。ひる時、先月に引き続き、ニガイチゴのIさんとYさんがパン の差し入れを持参していただいた。オーナーのSさんも昨夜に引き続き来てくれた。常連のFさんも日帰りで参加。

 午後は、懇談と山楽路の現地視察を行う。3時前に終了。

  

ニガイチゴのパン(中)と記念写真(右)


■2009年6月27日(土)〈旧暦 閏5月5日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、福岡、林、香西、吉田

《第3回活動日 1日目》
 心配された天気だが、なんとか雨はなさそう。額田へ向かう途中で、混合油10リットル購入。現地のスーパー稲葉屋さんで食材とビール等を調達。11時前 にはメンバー集合。いつものように蒲郡から自転車でやってきた常連のSm君も参加。チェンソーの先月の故障(スタータのスイッチアースコードの切断)の部 品を新しいものに交換し、修理完了。

 天気が心配なため、ログハウス前の広場にタープを張り、白樫のテー ブルを設置し屋外ダイニング設営。先月、雨の中、植えつけた山葵(ホースラディッシュ)の苗から、元気よく葉が生え、大きいもので30cm以上も育ってい た。(フォトアルバムをご覧ください)予想以上の生育に一同感動。まずは、植え付け成功のようである。ちょっと早めの昼食後、伐採と道つくり開始。デッキ 部から、谷底の小川に向けたこれまでよりは、なだらかな坂道の部分の作成開始。

 道幅を広げるため、ヒノキ3本を伐採。チェーンの目立てが不十分 だったので切れ味が悪く、切り込みに時間をとってしまった。掛かり木をきらって重心と反対方向に倒すため、幹にロープを掛け3人がかりで引っ張る。なんと か伐採を終え、皮むきを施した。そのうち一本を長いまま谷側の路肩に道に沿って置き、踏み板をその材木と山側の路肩に渡して、階段状にすることにした。作 業は次回以降。3時半ごろ作業終了。

 加藤(晴)さんが、ログ前広場の傾斜面に、現在整備中の露天風呂のデッキで行水。溜め雨水を沸かして、ご飯用の大型ジャー流用の桶に湯を溜めた。保温力抜群で十分実用可能。眺めも抜群、野鳥のさえずりを聞きながら、汗をながしさっぱり、快適、気分爽快。

 夕方、常連のTaさんが到着。Taさんが今後メンバーとして参加す るとの申し入れあり。歓迎であります。シェフ林の調理ができあがり食事を始めた6時過ぎごろ、山林オーナのSさんが来訪。楽しい歓談の時を過ごした。夜も 更け9時になろうという時間に、Sさんが地元のS女氏をわざわざ呼び出し、S女氏が歓談の輪に参加いただいた。この日、宴は盛り上がり11時過ぎまで続い た。本当に義理堅い地元の人たちだ。Sさん、S女氏、福岡が帰宅し、加藤正、加藤晴、林、吉田、Taさん、Sm君が宿泊。

 

間伐材で製作したステップとベンチ(右)

 

■2009年5月17日(日)〈旧暦4月22日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、浅田、福岡、吉田

《第2回活動日 2日目》
 朝から雨、昨日より強く降る。チェンソーの整備やソーチェーンの目立てについて話し合い。

 吉田がマキタのチェンソーのSTART/STOPス イッチが利かなくなってしまっているのを発見。カバーを外して内部を見てみると、スイッチへ配線しているケーブルが接続端子の付け根で切れていた。機械の 振動で切れたのか。端子と電線は圧着されいるが、圧着時に導線が傷ついていたのか、もともと振動に弱い設計なのか。まだ、2年も使っていないのにこんなと ころが壊れるのはちょっと耐久性に問題ありのように思われる。

 加えて最近、ソーチェーンの切れ味が悪くなってきた。 目立てをしてもなかなか切れ味が戻らない。目立ての仕方なのか、目立てをしているメンバーで、それぞれ話しあった。切り刃の目立てはそれほど違いはなく問 題なさそう。実際のチェーンをよく観察すると、デプスゲージの高さと刃の高さの段差が無くなっているのでは、と加藤(正)が指摘、加藤(晴)がデブスゲー ジ用に所有の平やすりで早速、調整。使用期間2年、使用頻度月1回程度で、デブスゲージの調整が必要になるとは3人とも夢にも思っていなかったため、大い に勉強になった。

  昼前、先月、来訪してくれた、ニガイチゴ(木イチゴ)の栽培の事業化を目指しているIさんとYさんがニガイチゴ入りパンを再び差し入れ。タープの下で、昼 食をご一緒しながら、パンや、ニガイチゴの地元振興への活用について意見交換。昼過ぎ、昨夜帰られた福岡さんが再び到着。せっかく来てもらったが、現場は 滑りやすく作業は無理なので、2時前に解散、ヌカタフェを後にする。当面、補充が必要な道具について皆で協議。加藤(晴)と吉田にて、帰路、名古屋市内の ホームセンターで、燃料用携行缶と鍬を購入。



■2009年5月16日(土)〈旧暦4月22日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、浅田、福岡、吉田

《第2回活動日 1日目》
 あいにくの天気。16日(土)は昼ごろから雨。午前中、加藤(正)が山楽路予定ルート上の桧の伐採に着手。燃料、オイルのチェック、ソーを研いだあと、 途中の切り株や根を切り落とし、伐採に着手。受け口を入れたところでチェーンソーの切れ味悪く中断。このまま放置すると危険なため、ログハウスに戻り、加 藤(晴)のチェーンソーで抜倒してもらうよう引き継ぐ。チェーンソーを取り換え、伐倒するが、かかり木になる。加藤(正)、浅田も加わり3名でロープ牽引 により、引き倒した。足元が悪く、当初ロープを低い位置でかけたため、難航。ロープ位置を高くかけなおし、なんとか引き倒した。

 昼食後、2時ごろまで、加藤(正)が北海道の知人から送ってもらった、山わさび(ホースラディッシュ)の苗をデッキ地点の上部斜面を開墾して、数十株植え付けた。うまくいけば、来年の春先に一部は収穫できる見込み。

 雨足が強くなり、足場が滑りやすくなった頃、ちょうど 作業も完了。ログハウスに戻り、助成制度についてディスカッション。昨今、森林保全、山村振興、環境保護などのキーワードで、いろいろ助成制度があるよう だ。お金は手に入れても、それを使いきるだけの活動余力が足りない。

 夕食は、参加できなかった林に代わり、シェフ吉田が腕 を振るう。わさびと一緒に送ってもらったジンギスカン肉と専用のジンギスカン鍋を使って雨ながらログハウス前の広場にタープを張って、ジンギスカン鍋で焼 肉パーティ。山林オーナーのSさんもお土産持参で参加いただいた。マトン特有の臭みのまったくないすばらしい味を賞味した。また、山わさびは、雪わさびと もいわれるが、ご飯にかけて醤油で味付け、というシンプルな食べ方を吉田が絶賛。夕刻、常連のMS君が合流。

 宿泊は加藤(正)、加藤(晴)、浅田、吉田とMS君の5名。

 

■2009年4月26日(日)〈旧暦4月2日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、林、浅田、吉田

《第1回活動日 2日目》
 天気は回復したが、風は少し強く、肌寒い。日中でも10_以下。朝食前、加藤(晴)の指導により吉田がチェンソーによる現場での製材法を試行。これによ り、重い材木を運搬しなくても、現地で丸太から板のような材木を製作することを目指す。食事後、第3乾燥所のデッキから下りの坂道の拡張と土留めを行っ た。

 道沿いの2本を伐採。11時過ぎに作業終了。11時半ごろ、オーナのSさんの案内で、IさんとYさんという二人の女性が来訪。二人は地元、桜形町の休耕田を借受け「ニガイチゴ」の栽培を始めていて、ニガイチゴを使ったビジネスを模索中とのこと。

 当日はニガイチゴ入りのパンを試食用に差し入れていただいた。一同、試食し感想、成功への意見を交換した。
 パンを添えた昼食後、実際のニガイチゴ畑を視察。ニガイチゴの収穫時期は5月末が旬。まさにこれからとのこと。一般に商品化されていないニガイチゴをこ れから、どうやって消費者に知ってもらうかが課題のようだ。ニガイチゴ狩り体験、ニガイチゴの花の蜂蜜もアイデアとして出た。

 今回は、これで解散。お疲れ様でした。

 

■2009年4月25日(土)〈旧暦4月1日〉メンバー:加藤(正)、加藤(晴)、林、浅田、福岡、香西、吉田

《第1回活動日 1日目》
 10時半ごろメンバーの加藤(正)、加藤(晴)、林、吉田と加藤(晴)さんの知人のOさんが現地に集合。本年度初の現地集合。あいにく天気は崩れる方 向、肌寒い。11時過ぎに、山林オーナのSさんが来訪。浅田も到着。ログハウス内で冬季間にSさんが行った間伐の状況を聞く。雨が少し止んだので、現地を 視察。谷底の小川下流から乾燥所あたりまでの林道の東側斜面が間伐されていた。後で谷底に降りると以前よりもかなり明るく日差しが入って来ているのが実感 できた。

 Sさんの間伐は今後も感想所奥に向かって予定されているようで、我々プロジェクトが間伐する余地もまだ残っている模様。

 今後の散策路ルートについて次のとおり確認した。従来は谷底乾燥所のあたりから、東 側斜面を上って展望台までのルートを想定していたが、今回間伐された箇所に大きな岩が現れ、万が一崩落のリスクも考慮して、乾燥所より、小川上流の岩の上 部あたりから斜面を上るルートに変更した。(map参照)また、Sさん所有の山林の範囲を再確認した。

 ログハウスに戻り、本年度の活動について意見交換を行った。3時ごろ福岡、4時ごろ、香西が合流した。

 昨年は、月1回の作業を公開講座と称して開催していたが、本年度は1月1回程度の作 業をメンバー中心に行う。これは、土日でヌカタフェの宿泊を基本的に計画するもの。ここでいうメンバーとは会則の会員(A)。会員(B)にも行事予定はお 知らせするし、メンバーの知人に紹介し、参加も歓迎する。webページなどを通じての広報を行う、公開行事は間伐、散策路製作体験だけでなく、一般の人が 楽しめ、地元の人と交流できる行事にしてはどうかとの意見が出た。夏の「日近(ひぢか)太鼓」の祭りに合わせての開催案、猪や鹿肉の料理コンテストを併催 案など、山村の楽しみを紹介し、合わせて間伐など山林の保全について都会の人に理解を深めてもらう行事にしてはどうかとの意見が出た。

 宿泊は加藤(正)、加藤(晴)、林、浅田、吉田とOさんの6名。


2年目の冬、山仕事はしばしお休み。


■2008年11月16日(日)〈旧暦10月19日〉メンバー:加藤m、加藤h、林
《第6回公開講座 2日目》

 来年の作業構想のため、加藤h, 加藤m, 林、Kuさん、Koさん、Sさん、Mさんが現地を再見学。谷を下るとログハウス村入口へと通じる林道に突き当たる。その谷の途中で右に折れ、斜面を登って 展望塔に到る構想だが、折からの雨模様のため、斜面部分の踏査は行わず。
 昼までにはまだ時間があるため、来年以降に予定する第二工区のスタート地点の整備を行った。谷底から土留め用丸太数本を引き上げ、杭を打設。俺は百姓の生まれ、と称するKoさんが、手際よく鍬で地ならしをすると、かなり見栄えがするようになった。
 来年は、谷に下る山楽路予定ルート上にある桧数本と右斜面の間伐を行い、ステップ用材作成、谷底清水の水回り整備、わさび(水および陸)田の整備などが主な作業内容となりそうだ。昼12時ころに解散。今年は有志の自主作業を残すのみとなった。

■2008年11月15日(土)〈旧暦10月18日〉メンバー:加藤m、加藤h、林
《第6回公開講座 初日》

 地元額田町の皆さんの山道づくりをお手伝いのため、朝10時ころ集合。
 加藤h, 林のほか、Kuさん、Koさん、Stさん、Sさん、Mさんが地元の方と自己紹介の後、遅れて加藤mが作業開始直前に到着。
 11時ころから作業に着手。駐車場進入路のコンクリ舗装に用いる型枠用に用材数本を伐採、杭およそ60本を製作。地元の方からご自慢のチェーンソーや整備用具についてお話を伺った。
 作業の合間に付近を散策。地元の皆さんが整備したい地域資源をつぶさに見学。現存する苔むした墓石に加え、日近城主・奥平氏にまつわる近世の出世物語や 戦国時代には武田と織田・徳川の狭間で人質となった姫の悲劇などのお話を伺い、今は忘れ去られたこの土地の歴史を再認識した。[興味ある方は日近太鼓とと もに歴史が語られるイベントがあるそうです。ご参加ください。]
 昼はお約束のしし肉、シカ肉で焼肉を堪能。隣接するお寺の境内に炭焼きグリル・電気グリルを並べて調理。電気より炭焼きがうまい。
予定よりやや遅れて午後2時から、山楽路のステップ作成に取り掛かる。ステップに必要な杭作りのため、谷底から用材を運びあげることから始めた。ステップ 6段および土留枠用に杭計20本を想定。午前中に使用したチェーンソーに比べると切れ味鈍く、Sさんの腕に力が入る。地元では、ガソリン1回補給ごとに刃 を研ぐという方も。今回は昼食時間をたっぷりとったため、作業前の手入れができなかった。
 午後4時すぎ、予定よりやや遅れて第一工区完成。森の中はすでに暗くなりかけてきたが、加藤mと加藤hがこだわったシャンパンで乾杯。加藤hはこのためにわざわざグラスを用意。一年の作業の締めにふさわしい感激だった。
夕食は、恒例となったSさん差し入れの牡蠣を堪能。林の作ったシチューは昼間地元の方から分けていただいたシカ肉をふんだんに使用。隠し味も効いた絶品だった。

   


■2008年10月18日(日)〈旧暦9月21日〉メンバー:加藤m、加藤h、林
《第5回公開講座 2日目》

 朝、7時半ごろ所用のため、aさんと吉田ならびにtさんは一足先に帰路へ。

 9時少し前、ステップ製作作業をs さんと加藤m、加藤h、林の4名で開始。開始そうそうsさんが体調不良を訴え、帰宅。以前から風邪気味であったとのこと。無理せず楽しむことが大切。実質 3名での作業となったが、これまでの作業経験が着実に発揮され、かなり見栄えの良いステップができた。要領もわかり、部材製作を加藤hが担当し、加藤mと 林が土木を担当。午前中だけの作業で法面の土留めとステップ7-8段が完成した。途中、切株が山楽路ルート中央に鎮座していたが、加藤hの絶妙のチェーン ソーワークが、器用に横木支持材に加工し、有効活用。
 11持30分前、上部乾燥場にある部材を使い果たしたため、やや早めに作業を切り上げた。しかし入口からのステップ製作終点が間近に迫り、次回の作業で 第一工区が完成する目処がついた。加藤m,加藤h, 林ともに日頃のデスクワークでは味わえない心地よい疲労感とともに帰路に。

■2008年10月17日(土)〈旧暦9月20日〉メンバー:加藤m、加藤h、林、吉田
《第5回公開講座 初日》

 一般参加は既に常連のfkさん、前回に引き続き2回目のtさん、sさん(3時前に到着)。初めての方がいなかったので、昼食後直ぐに伐採作業開始。
 前回製作したステップの続きのスロープの土留め用の長尺の丸太を谷底から持ってあがる。ステップ用材料が現場近くに少なくなったため、幹径20cmの立 ち木を伐採。2本目は幹径10cmの細いもの。3本面は幹径20cm。いずれも桧。倒す方向と木の枝のつき方による重量バランスが一致せず、受け口の方向 に倒れず、掛かり木に。参加者で力を合わせロープで引っ張りなんとか当初意図した方向に倒す。1.5m程度の長さに玉切りし、皮をむき乾燥場へ。上端の細 い幹は杭の材料に。昨年、切り倒し、枝をつけたまま放置していた2本の立ち木の枝を払い、玉切りしてステップの材料に。少し、皮の内側にわずかに虫食いが あったが、芯部分は大丈夫であった。土留めを設置し、新たにステップを数段製作。4時過ぎに作業終了。
 片付け後、6時ごろより夕食。sさんが牡蠣を前回と同様に持参。バーベキューコンロで殻ごと直火に。たいへん美味である。そのほか林料理長の腕による料 理をみなで舌鼓。今回から、加藤hの手により完成した、白樫のテーブルが活躍。この白樫は本年3月、この山林で伐採され雑木として放置されていたものを 拾ってきたもの。
 7時前に、山林所有者のsさん到着。遅れて、地元のkさん、iさんも到着。これら、地元のみなさんを囲んで、山楽路活動についての懇談会を開催。まもな く、前回も参加してくれた、aさんも到着。参加メンバーから、間伐や散策路製作の楽しみや山への思いを順番に発表。よい雰囲気の中で、都市生活者の参加メ ンバーの思いは、オーナーのsさんへ伝わり、理解を得た。今後も、山林でこの活動を続けることに快諾を得た。吉田より、排出権取引についての解説も行いな がら、環境ビジネスが地元にどうかかわるのかについて議論も行った。秋の夜長、充実した歓談も終わり、地元のご3方と一般参加のfkさんは帰宅。aさん、 tさん、sさんと加藤m、加藤h、林、吉田の7名がログに宿泊。

■2008年9月28日(日)〈旧暦8月29日〉メンバー:加藤m、加藤h、林、吉田
《第4回公開講座 2日目》

 一般参加は昨夜宿泊した、ksさん、aさん、kzさん、tさん、sさん、mkさん。
 朝食(焼きそばトースト、昨夜の豚汁)の後、8時半ごろから、ログの庭の脇の斜面の杉を伐採。庭から下りの斜面があるが、そこにステージを製作する計画のため。ステージはミニコンサートなどのイベントが開催できるようにするもの。
 幹径10cmの細いもの1本と根本から3本に分かれて伸びた変形の杉。倒す方向を正確に保つために、幹をロープで引っ張りながら伐採。皆でロープを引っ 張る様子は、さながら綱引き大会。1本は幹径30cmくらいのもので重いため、倒れた斜面から庭に、玉切りしながら、電動ウインチで引き上げ。
 10時半ごろから、昨日の現場で林道(山楽路)の製作。第3急坂と第2急坂の間も少し坂道なので、ステップを6段製作。
 11時半ごろ作業終了。この日は12時過ぎに全ての作業を終了し解散。
 
■2008年9月27日(土)〈旧暦8月28日〉メンバー:加藤m、加藤h、林、吉田
《第4回公開講座 初日》

 まずメンバーによる現場確認。岡崎豪雨の影響が心配されたが、現地には目立った被害は見られなかった。今年は雨量が多いせいか、乾燥場の木材に一部キノコの繁茂が確認された。乾燥場の横木が折れ、取り換えが必要だがこれは次回に回す。
 そうこうするうち、参加者が続々と到着。一般参加は常連のksさん、fkさん、2回目のaさん、fsさん、初めてのkzさん、msさん、tさん、sさ ん、mkさん。参加2回目のfsさんは奥さんと1歳のかわいいBabyもご一緒。ちなみにsさんとmkさんは蒲郡よりロードレース用の自転車で来訪。
 今日はログのオーナの加藤hの到着は夕方。しかし、山楽路倉庫が完成したので、メンバーだけでも作業を開始できるようになった。チェンソーなどの必要な 道具はそこに格納済み。11時ごろから初参加の方に現場を案内。山楽路プロジェクトの趣旨、経緯の解説。間伐とCO2削減の解説。チェンソーなど道具の扱 いについて説明。
 昼食後、現場(デッキを作成した第3乾燥所付近)で間伐体験。まず、手鋸を使い、伐採のしくみ(受口、追口)の体験。倒した木を玉切り体験。次はチェン ソーでの切断体験。3本の伐採を行い、玉切り、皮むきで2m長の丸太を9本得る。4時半に作業終了。常連のfkさん、初めてのmsさんはここでお帰り。
 4時前に、複雑系ビジネス研究会の重鎮、eさんが西浦で釣ったハゼをてんぷらで振舞ってくれるために到着。
 5時ごろ、ログオーナーの加藤hが到着。調理機器をログより外の庭に出し、夕食の準備。eさんのハゼや野菜のてんぷら、炊き込みご飯、豚汁に加え、sさ んが自宅の近くの浜辺でとったという天然の牡蛎、mkさんが来る道すがら拾った栗も賞味。それに加えてtさんからの差し入れの福井の地酒が美味。fsさん ご一家は食事後お帰り。
 宿泊は、ksさん、aさん、kzさん、tさん、sさん、mkさんと加藤m、加藤h、林、吉田の10名。
 

■2008年8月23日(土)〈旧暦7月23日〉、24日(日)〈旧暦7月24日〉

《第3回公開講座》

 雨天が予想されたため「公開講座」は中止。
 土曜日は雨の予報。現場確認のため加藤mが10持ころ単独現地入り。山楽路入口の草刈りを実施。
 雨はふっていないものの、今にも降り出しそうな気配。昼過ぎに帰路に就いたがそのころからポツリポツリと雨滴が気になるように。
 なお、帰路473号線で野生のサルの一家と遭遇。小猿が数匹道路わきの崖に飛びつくが、親ざるは後から悠然と道路に沿って歩いてきた。車に驚きもせず堂々たる風格であった。
日曜日の名古屋は朝に強い雨足だったが、まもなく上がりよい天気になった。額田の森はどうだったか。もし、天気になっていたとしても、地面がまだ濡れているはずなので山の作業は危険。

■2008年7月13日(日)〈旧暦6月11日〉メンバー:加藤h、林、吉田
《第2回公開講座 2日目》

  一般参加はaさん、mさん。mさんは朝食後家路に。昨日準備した、木材により第3急坂のステップ製作。土留めも敷設。第3急坂の下り口に踊り場も設け、歩 きやすく。ステップの上面が濡れると滑りやすいので、チェンソーでわずかに(5mm程度の深さ)に櫛状の切込みを2〜3cm間隔で靴底があたる面に入れ る。これで、第3急坂のステップはほぼ完成。11:30ごろ作業終了。
 昼食後、散会。Aさんと吉田は、治部坂高原で開催される中部ESDの合宿参加のため移動。

■2008年7月12日(土)〈旧暦6月10日〉メンバー:加藤m、加藤h、林、吉田
《第2回公開講座 初日》

 一般参加、6月の公開講座に参加してくれたFさん、企業内で環境推進の仕事をされているAさん、複雑研新規会員のMさんはバイクで参上。
 一番乗りはゲストのFさん。続いて加藤mが到着。夏草の成長の早さに驚きながら、さっそく山楽路入口より谷底までの草刈りを実施。入口付近ではひざ上ま で伸びた雑草を、林の中ではシダ類を刈り取る。林の中では蚊に悩まされた。ひと月足らずの間に結構伸びるものである。また森の中と外では植物の種類、勢い が全く違うことにあらためて驚く。加藤mが谷底から戻った頃、 加藤h、吉田が予定の11:00に到着。
  先月の行事後、加藤hにより、道具倉庫のドア、屋根の完成。内部の棚を残してほぼ完成。まもなくAさんも到着。Aさんは間伐初体験。現場の案内の後、谷底 現場で既に切り倒してあった木をチェンソー練習として玉切り。その後、1本の杉を伐採。掛り木になりかけたがなんとか無事倒れる。即、玉切りと皮むき。 12:30ごろ、午前中の作業を終了。
 このころになるとあれだけうるさかった蚊が姿を消した。不思議なものだ。
 昼食はヌカタ・フェのテラスで各自持参の弁当を食す。下界はこの日も猛暑だったらしいが、ここは涼風が吹きぬけ別天地である。
 弁当昼食後、林が東岡崎駅発桜形町行きの名鉄バスで到着。吉田が自動車でバス停まで出迎え、その足で稲葉屋にて夕食の食材調達。
 午後、谷底で切り倒した木材の皮むき、整理作業。その後、第3乾燥所のデッキ(ベンチ)の最後の板1枚を吉田により釘打ちセレモニー?。これでデッキ完成。パチパチ。明日、第3急坂のステップ製作準備の木材を準備して作業終了。
 ステップ用の杭は従来より太めの材で制作。長さ1m超。よく乾燥していて軽い。一人2〜3本を担いで登った。生木のころはこの倍以上の重さがあった。
 Fさんと加藤mは日帰り。夕食は林シェフのチキンカレーを堪能。汗を流すために行水。5名宿泊。

■2008年6月15日(日)〈旧暦5月12日〉メンバー:加藤h、吉田
 10時過ぎに、吉田の知人のFさんが到着。間伐初体験。吉田とKさん、Fさんで谷底にて、前回伐採した檜を皮むきした後、檜1本の伐採と玉切。その間、加藤hはログハウスで倉庫製作に励む。板材を作成して壁の製作。これで午前中の作業終了。

 昼食中、Sさんが突然来訪。昨夜の会場で、会食が開催されているとのことで参加のお誘い。メンバー4名でお邪魔し、2時半ごろまでまたご相伴にあずかった。
 ログへ帰着後、間伐現場の片付けと倉庫のドア取り付けの下準備。

■2008年6月14日(土)〈旧暦5月11日〉メンバー:加藤h、吉田
 加藤hと吉田が17:00集合。4月の公開講座に参加してくれたKさんも集合。

 この日は、地元のみなさん主催で 「かおれ渓谷」にて開催されたパーティー&トラペットコンサートに参加。18:00過ぎに吉田の知人のS大学のA先生も加わる。流し素麺を堪能した後で演 奏開始。演奏は澤田英司、牧野徹、横田了、近藤万里子の4トランペッターに市川 博彩(p)を加えた編成。9:00前にコンサート終了後、近くの地元の方の別荘ログハウスでミュージシャン、地元のみなさんと2次会。都会人と山村の楽し い交流のひと時であった。A先生は所用あり、当夜帰宅された。

■2008年5月25日(日)〈旧暦4月21日〉メンバー:加藤h、吉田
 朝、6時過ぎに起床したが、まだ雨。ゆっくり朝食をとり、8時まで待ったが、雨は上がらず。屋外での作業はあきらめ、給湯のために以前入手しておいた、 ガス湯沸かし器のスクラップの改造を行うことにした。この目論みは、大量に出る材木のおがくずを、今はただ、燃やしているだけなのだが、この熱を利用し、 溜めた雨水を沸かして夏季の作業後、風呂に使えないかというもの。スクラップを分解し、熱交換器の部分を取り出し、ガスバーナーの代わりに、おがくずを燃 やす焚き火の炎を使おうというもの。一斗缶でおがくずを燃やしその上に熱交換器を置いて、水を注入すると、適度な推量の調整で十分な温度と量のお湯が沸か せることが判明。熱交換器の交換効率性能にあらためて感動。これで、この夏の作業後の風呂が実現しそう。
 昼前から天気は回復。急激に空気が乾燥し、地面もしっかりしたしてきたので、谷底にて、檜1本を伐採。4m2本、3m1本に玉切り。
 
■2008年5月24日(土)〈旧暦4月20日〉メンバー:加藤h、吉田
 午後5時、現地到着。天気は雨、明日には止むとの予報に期待しながら、夕食準備。深夜、激しく雨が降り続く。

■2008年4月28日(月)〈旧暦3月23日下弦の月〉メンバー:加藤h
 昨日のデッキの板張り。脚部のぐらつきの補強を一部実施。

■2008年4月27日(日)〈旧暦3月22日〉メンバー:加藤h、吉田
 デッキ(ベンチから呼称を改める)の板を作成。皮むきし、十分乾燥した丸太材(直径15〜20cm、長さ130cm程度)を長手方向に厚さ 3.5〜4cmの厚さにチェンソーで切り出し。つまり幅20〜30cmの短冊状の板をチェンソーで作成。1本の丸太材から4枚程度の板が取れる。チェン ソーの切断面は粗いので、これを電気鉋にかけて、厚さ3cmの板材に仕上げる。
 数本の丸太を板材に製作。デッキの板張りを90%完了。

■2008年4月6日(日)〈旧暦3月1日●朔〉
《第1回公開講座 2日目》

 前日のメンバーKさん、Fさんに加え、昨夕から参加のMさん、Iさん、自家農園担当の杉江も参加。
 午前8時半ごろから、加藤mの指導により谷底エリアで今度はチェンソーによる伐採実習。杉を伐採。その後、玉切りと皮むき。なぜか皮むきは昨日と打って 変わって楽々剥ける。途中、チェンソーのオイルキャップが作業中に外れて紛失するというアクシデント発生。オイルキャップは発見できず。森の中でモノを無 くすとまず出ては来ない。Fさんの作業着の汚れに気づきながら、キャップの脱落に思い至らなかったのは、経験が浅いためであり、関係者皆の反省するとこ ろ。
 その間、吉田と加藤hは昨日に引き続きベンチの製作。
 午前中の作業を12時過ぎに終了。
 食後、日近(ひぢか)地区の先にある山葵栽培農場を訪問。谷底エリアを流れる清流を利用して、山葵を栽培しようというアイデア実現に向け視察。この農場は陸山葵であった。山楽路の谷底は、水の山葵も栽培できそうであり、今後の楽しみ。
 山葵農場視察後、作業再開。伐採実習班はFさんの希望通り、ひのきの伐採を実習。講師の思惑通り「かかり木」となり、「かかり木」処理作業へ移行。あらかじめロープがけをしており、牽引によりセオリーどおり無事伐倒に成功。
 ベンチ班は70%程度座板を取り付け完了。
 間伐班は皮むき作業に着手。加藤mはステップ製作に移る。ハイピッチで第3乾燥所に下りる第3急坂のステップを製作。
 4時頃、作業終了。山林オーナのSさんが登場。昨夜、ゆめホタルショーへ招待したが、来ることができなかったため、わざわざご挨拶に。写真などでゆめホ タルを説明すると、強い関心を示され即座にこの8月末に予定されている、「日近太鼓」の祭に参加しないかとのオファー。ゆめホタルのMさん、Iさんも地域 の活性化に一役買えるならと同意。
 5時過ぎ、三々五々解散。

■2008年4月5日(土)〈旧暦2月29日〉
《第1回公開講座 初日》

 はじめての「公開講座」を実施。
 講師は、山楽路メンバー:加藤m、加藤h、吉田、林m
 講習会参加者:Kさん、Fさん + 加藤mの愛犬taro
 11時までにKさん、Fさん、加藤m、加藤h、吉田、林m、ヌカタフェに現地集合。昼食は各自持参のお弁当。

 昼食後、加藤mの指導で、谷底の伐採実習に入る。作業エリアには杉、ひのきが生えるが、まずは、伐採の容易な杉から。道具も理屈を感じてもらえるよう、 最初は吉田が用意した手挽き鋸を使ってFさんが挑戦。狙った方向に見事に倒し、長さ4mに玉切り。皮むきまで行う。
 まだ、木が十分水分を含んでいないためか、けっこうむくのがたいへん。
 その間、加藤hは昨年から第3乾燥所に製作中の休憩用ベンチに使う板材を、ログの作業所の電動鉋で製作。吉田はベンチの座面の板を貼り付ける梁の水平出 し。枠材の上部をチェンソーで櫛彫り(吉田の造語、正しくはなんというテクニックなのか知らない)して、梁材の水平を調整。
 加藤mも作業後半、午後3時過ぎから第3乾燥所の通路ステップ製作に移る。2段製作。
 午後4時前、林内の陽が陰り作業終了。午後5時頃Mさん、Iさん到着。この人たちは「ゆめホタル」という環境イルミネーションで教育活動を展開しているNPOの人たち。夕食の準備中、ゆめホタルの実演準備をしてくれた。
 夕食後、夜の森の中、BGMに合わせて、ゆめホタルの幻想的な光の中に浸った。

■2008年3月23日(日)〈旧暦2月16日〉参加者2名 :加藤h、吉田
 午前8時ごろより、山林オーナーが伐採後放置した木材の収集作業を開始。山楽路のとなり山から、加藤hの自家用車(CR-V)で運搬した牽引台車にて、長さ2m程度、径20〜30cmの木材20本程度を収集、搬出。
 吉田は、郷里の実家に眠っていた伐採用手挽き鋸のグリップを製作する材料となりそうな枝を収集。鋸は未使用だが、昔ながらの、グリップは別仕様になって いる古いタイプのもの。グリップ製作は吉田が引き受け、自宅で次週行うこととした。鋸は6本。うち、5本を山楽路の現地で使用することとした。
 正午前、ログハウス村山頂近くのオーナーが間伐を実施している地域で、白樫の巨木を発見。テーブルの天板材料に適しているため、1.5m程度の長さで玉 切りした後、長尺方向にチェンソーで半割りにし、ログハウスまで運搬。径30cm程度の白樫は樹齢50年近いお宝。天然広葉樹なので磨きをかければ、マニ ア垂涎のテーブルができるかも。
 それにしても同程度の杉や桧に比べて、重量は2,3倍はある。
 運搬もかなりの重労働。今回は材料調達を主に行い、作業終了

■2008年3月22日(土)〈旧暦2月15日○望〉参加者2名 :加藤h、吉田
 今年初めての現地。午後6時ごろ、到着。夕食の後、明日の計画、今後の展開について意見交換。まだ、朝夕の冷え込みはきつい。


冬、時折雪が降り積もる。山仕事はお休み。


■2007年12月9日(日)参加者2名 加藤h, 林m

 天気は概ね晴れ。午後からは風が強くなる。

 AM10:30頃作業着手。この日は、第3乾燥所の休憩所に設置するベンチの材料加工を行った。まず、ベンチのサイズ、必要な板の枚数・寸法を概ね決定。

 次に、ヌカタフェ(ログハウス)前の作業場にて、すでに伐採して貯えられていた間伐材の皮を剥いて切断し、木工機械で板に加工する作業を分業で行った。前行程を林m、後行程を加藤hが担当。

 日の入りが早いので、作業は3時過ぎに切り上げた。

■2007年12月8日(土)参加者1名 加藤m

 AM10:30頃作業着手。

 まず、第1急坂の階段改修作業を行い、歩きやすくなった。
 昼食前に杉1本を間伐。水路をまたぐようにきれいに倒れたのでそのまま放置。乾燥は葉をつけたまま冬季に行うのが最も適している、と前日の林業研修の講 義で学習したので実践。昼食後、谷底の伐採木の整理。小径木は杭用に切りそろえ乾燥のため井桁に積み上げておいた。
 14:30二本目の杉を間伐。軽く仕上げて帰ろうと思ったら大失敗。わずかに角度か狂い「かかり木」に。元玉切りを行ったら、隣の杉にぴったり寄り添う 形に。最悪。隣の杉を傷つけないよう注意深く作業したが、チェーンソーの切れ味が鈍く難航。悪戦苦闘の結果15:30やっと帰路に。

■2007年11月11日(日)参加者2名 加藤h, 吉田
作業エリア:第3乾燥所

 午前中は雨時々曇り。正午前に陽が差し込み、午後から山楽路のベンチづくり
を行った。

 午前中、吉田はハスクのキャブレター分解、パッキン弁の交換をするが、ゴム製部品が古いためかうまく修理できなかった。加藤hは倉庫用材料の選定と皮むき。
 午後、ベンチ製作。前部の脚(3本)とそれをつなぐ梁を設置。梁と脚は切り込みを入れて、位置あわせで仮置きの状態。まだ、ボルトなどで固定はしていない。

■2007年11月10日(土)参加者1名 加藤m

作業エリア:谷底近くの斜面

 11:30分ころ 着手。谷底近くの斜面で、杉3本を間伐。すべて「かかり木」となり、「元玉切り」により抜倒。玉切りのうえ、谷底に集積。4m材の皮むきを行ったがこれに 手間取り、1本に40分以上を費やした。過去に伐採された倒木の枝払いを行い、沈めた(接地させることにより腐敗が早く進む)。15:00前に終了。

■2007年11月4日(日)参加者2名 加藤h, 吉田
作業エリア:第3乾燥所と谷底乾燥所の間の急斜面
 9月に伐採して急斜面に倒れたままになっていた倒木5本を、2m程度に切断。1本分は第3乾燥所の位置まで引き上げるが、人力での労力がかかり過ぎるの で、残りは、切断後、谷底へ落とし、谷底にまとめて置く。傾斜度30度以上の急斜面での作業のため足場の安定が問題。簡易足場を考案。皮むきに使う「こて (スクレーパー)」をスコップのように使い、斜面に、片足が乗るくらいの段を作る。鉛直方向にてこを斜面の土に差込み、かき出すように掘ると直ぐに足場と なる。30秒もあれば完成。

作業エリア:ログハウス
 道具用倉庫を作るスペース確保のため、松の木を伐採、2本。また、ベンチの材料のための板材製作の試行。径10cmの材木を使い、幅7cm、厚さ3cmの板材を製作する方針とした。

■2007年10月13日(日)参加者5名 加藤m, 加藤h, 福岡, 林m, 吉田 ゲストeさん, sさん, hさん
 複雑研のeさん、sさん、そして福岡氏の知人のhさんを迎え、総勢8名で拠点のログハウスで昼食会。林業・アウトドア談義。特にhさんの山河に関する深 い経験と知識に驚嘆。山楽路エリア内の谷川でわさび栽培のアイデアや椎茸栽培についてのアドバイスを受ける。
作業エリア:第1急坂
 以前製作したラダー式ステップと地面の隙間を石と土を盛って埋める。これで一応、第1急坂のステップは完成

作業エリア:第3乾燥所
 この場所に休憩用ベンチを製作することになり、傾斜地を平坦にするため土止め用丸太の設置と土盛。ベンチの脚部になる基準の杭打ちと梁の丸太設置、水準器で位置調整。
 ベンチ用丸太4mを確保するため、2本伐採。

■2007年9月17日(祝)参加者2名 加藤h, 吉田

午前中雨天

 ログハウス村の住人同士の情報交換。ガス湯沸かし器のスクラップを分けてもらう。ヌカタフェ研究所の焼却穴倉を改造して、給湯用の炉にするためにスクラップの活用を模索開始。

作業エリア:ワイヤーケーブルウィンチ付近

 立ち木伐採、芝刈りを行い、ウィンチによる木材牽引作業の準備。立ち木伐採にハスクバーナ活躍。目立ての効いたチェーンソーの切れ味は最高。

作業エリア:第3乾燥所付近

 2本伐採。2本目が掛かり木となり苦戦。丸太をてこに使い、伐採木を倒す。雨上がりの斜面は滑りやすく苦戦。連続運転すると、ハスクバーナのエンジンのかかりが不良。キャブレター再調整必要。

■2007年9月16日(日)参加者2名 加藤h, 吉田

雨天につき屋外作業なし
 yの実家で埃をかぶっていたチェンソー(ハスクバーナ)のキャブレター調整。なんとかエンジンはかかるようになった。

■2007年9月9日(日)参加者4名 加藤m, 加藤h, 林m, 林n

作業エリア:中間エリア

 数本伐採。チェーンソーは目立てしても切れ味優れず、苦戦。細い木ほど掛かり木になり易く、檜はしなるので余計に始末が悪い。

 ネームプレート用の板の切り出し

■2007年8月12日(日)参加者4名 加藤h, 吉田, 福岡, 林m
作業エリア:入り口付近エリア(第1急坂)
 ステップ2段作成 
 途中、杭打ちの邪魔になる切り株の撤去に難航

  〜 結局断念し、梯子式構造ステップに軌道修正
 ステップ用板材製作

 梯子ステップ(4段)設置

 これで入口付近エリアのステップがほぼ完成

   

作業エリア:中間エリア
 1本伐採(第3乾燥所付近)したが、かかり木になってしまった

 切断、皮むき、乾燥


■2007年8月11日(土)参加者5名 加藤m, 加藤h, 吉田, 福岡, 林m
作業エリア:入口付近エリア(第1急坂)
 伐採済みの木材の切断、皮むき、乾燥、塗装【movie 3.4MB
 ステップ3段(4段?)作成
 水平部路肩丸太交換
 入口部、手摺り製作

  作業終了時点での入口ステップの様子【movie 2.3MB

※その後、ヌカタフェにて4名宿泊

 ・・・夕食、音楽鑑賞、流星観察、サイエンスっぽい議論

■2007年7月14日(土)参加者1名 加藤h
作業エリア:室内木工
 6月17日切り出した輪切りに刻字、塗装

■2007年7月1日(日)参加者1名 吉田
作業エリア:谷底エリア
 伐採済みの木材の切断、皮むき、乾燥
 1本間伐(谷底乾燥所付近)、切断、皮むき、乾燥

■2007年6月30日(土)参加者2名 加藤h, 吉田
 夕方、入山し、今後のプロジェクト構想について議論?
 ヌカタフェの音響設備について議論?

■2007年6月17日(日)参加者4名 加藤m, 加藤h, 福岡, 林m

作業エリア:谷底エリア
 チェーンソー訓練(福岡, 林m)

 数本間伐、皮むき、乾燥場への搬送

 ネームプレート用ひのき材輪切り試作2枚

■2007年6月3日(日)参加者1名 吉田
作業エリア:入り口付近エリア(第1急坂)、中間エリア(第2急坂、(第3急坂))
 伐採丸太の乾燥用ロープ張り
 中間エリア、丸太の皮むき、防腐剤塗布
 ”道”上部入り口付近エリア「A」の低木、ブッシュ伐採

■2007年5月4日(祝)参加者2名 加藤m, 加藤h
作業エリア:入り口付近エリア(谷底および第一急坂)
 手ノコにて間伐2本(谷底)
 ステップ3段追加
  防腐塗装間に合わず、乾燥木をそのまま使用。

■2007年5月3日(祝) 参加者1名 吉田
作業エリア:入り口付近エリア(第1急坂)
 ステップ2段、作成
 つるはし、木槌などの土方作業を体験する程度
 チェーンソー訓練
  燃料、オイル、チェーンの目立てなど手入れ


■2007年4月30日(日)参加者3名 加藤h, 林m, 林n

作業エリア:入口付近エリア

 数本間伐、間伐材の引き上げ

 間伐材の皮むき(伐ったすぐなら簡単に剥ける)

 入口のステップなど

■2007年4月29日(土)参加者6名 加藤m, 加藤h, 福岡, 福岡友, 林m, 林n

 初の共同作業!

 とりあえず山楽路ルートを探査(ヌカタフェ〜展望台まで)

 間伐材の皮むき講習、ほか


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