山楽路プロジェクト

2. 山楽路プロジェクトについて


「山楽路」〈さんらくろ〉とは、里山を愛好する人たちが安全に山歩きを楽しめる林道を指す造語です。造るのは私たち。守るものは森の環境です。

森林、川と海、それらを結び付けた環境保護活動が全国各地で進め られています。私たちのプロジェクトは、「自然が好き、里山が好きな人たち」が中心となり、自然との触れ合いを楽しみながら、森や地元の人たちにとって少しは良いことになればと思っています。もちろん始めは、林業経験ゼロ、専用の道具や専門の技術を持っていなくても、参加する過程で自然に必要な技術や知識が身に付くものと考えています。


プロジェクトを通じて、私たちが未知の山林環境に親しみ、汗を流して自分達のちからで、森を訪れる人たちとの共同空間をつくる喜びがあります。


また、里山に足を運び、仲間と宴を共にして語り、楽しみ、地元の人たちと交流することで、すこしずつ人の輪が広がっていくことでしょう。。

 
山楽路の"おもい"
これまでの山道
目 的

都会の人でも安全に、楽しく山歩きができる林道を整備。

間伐によって得られた材木などから必要な部材を調達し、森にやさしく、人にもやさしい道造りを目指す。

林業、地元住民の生活のための林道。

林産物保護のため、よそ者には閉鎖的で、うっかり入るとトラブルも。

整備作業 自然が好き、里山好きな都会の人がボランティアを基本に参加。ピクニック気分でも構わない。

国、自治体や森林組合などの負担で土木業者が従事。

もっぱら林業のための作業道路を整備。

立案、計画

参加者の好みと、山林主の意見で調整。
完成時期や作業期間などにはこだわらない。

森林施業計画の中に位置づけ。

許可、届け出の対象ともなり、規模・規格、完成時期に制限あり。

道具、技術

高度な専用道具や専門技術は不要。無理せず、怪我なく、できる範囲でが原則。

必要に応じてパワーシャベルなどは地元の協力を仰ぐ。

行政、森林組合などが中心で、施工は土木業者。

大型重機が使われることも。

森林への負担 環境保護を掲げ、育成複層林への転換を図るための設備。

林業や生活道路の計画優先。

皆伐を前提とする大規模林道開発で、地形の変形もある。

予 算 参加者のポケットから。 国、自治体や森林組合が負担。
事業期限

無期限。参加者の意欲で融通無碍。

計画変更は日常的。

年度ごとに事業終了。
利 用 里山愛好家が山歩きを楽しむ。 主に林業や生活のための車が通行。
その他

休憩小屋を建てたり、オリジナルの案内板や鳥箱を設置するなど新たな楽しみも。

また、地元の人たちとの交流の場として活用。

林業や地元生活者のために利用。

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